隣人から注意されたことで気づいた人生をよくする大発見

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rinjinurusai

「なんでえりさんってそんなことまで分かっているんですか?」

と聞かれることがあるけれど、その理由を一つあげるとしたら、

自分の心に少しでも違和感が残ったら、なぜその「違和感」が発生するのか納得いくまで考え抜くからです。

長い時は1週間くらいずっと頭の片隅にこの「しこり」の居場所を確保して置いて、

その間に、様々な角度からの情報(本、ネット、テレビ、雑誌、人の話、街中の観察)を頭の中に垂れ流してると、

その中に必ず、「だから、違和感があったんだ!」というしこりの原因が発見できて、

これが私の人生をよくしてくれる大発見になるのです。

今日はその大発見を伝えたくて、ブログを書きます。

 

最近あった違和感というのは、同じマンションに住むご婦人からご注意を受けた時に感じました。

 

ある朝、娘をベビーカーに乗せて玄関のドアを出たら、ちょうど隣のご婦人も同じタイミングで外出するところで、同じエレベーターに乗り1階まで行きました。

エレベーターの中では、「かわいいわね。何歳なの?」「この時期が一番可愛いわよね。大切にしてね」と、優しい言葉をかけてくださり、お互い笑顔で会話をしました。

ご婦人は1泊旅行用と思われるキャスター付きのカバンを引いていたので、

私は、「素敵な一日になりますように」とあいさつして、お互いにエントランスのところで歩く速度を変えて、歩く位置が並ばないようにタイミングをずらしました。

私たちの先を歩き始めたご婦人は、10メートルくらい先に行ってから、何か思い出したようにクルっと向きを変えて、こちらに向かってきました。

私は「忘れ物でもしたのかな?」と思ったのですが、次の瞬間、私に近づいてきて話し始めたのです。

 

「さっき言い忘れたんだけど」という言葉からスタートして

「でも、言っておこうと思って。」と切り出す。

その感じからさっきの笑顔が消えていて、ちょっと怖い。

「何を言われるのかな?」内心ドキドキ。

 

「昨日、傘を玄関の前に干してたでしょ。あれ、やめた方がいいわよ。このマンション、規則がうるさいから。

ちょっとでも何かしたら、すぐに張り紙を貼って大げさに注意してくるから。」

と言うのです。

 

事実、昨日の夕方雨が降っていて、傘をそのまましまったら臭くなりそうだなと思って、玄関のドアの前(厳密に言えばマンションの共有部分)に傘を開いて置いたのは私です。

そして、今朝、家を出る直前に、乾いた傘をしまったのも私です。

 

前日の夕方から翌朝までの12時間くらいの間の出来事の、さして大きな違反でもないことを、

さっきまでニコニコ娘に向かって話しかけていた人が、急にきびすを返して言い出すから、

とっさの出来事に、私は、

「そうですよね。申し訳ありませんでした。今後やらないように気をつけます。ご注意ありがとうございます。」

と返事したものの、なんとも言えない違和感が心の中に充満したのでした。

 

そして、

ベビーカーを押しながら、「この違和感はなんでだろう?」と考え始めました。

 

・さっきまでニコニコしてた人の本音というか二面性に驚いたの?

・マンションの規則を全面に出して注意されたのが嫌な感じがしたの?

・それとも、私にも言い分があるのに一方的に言われて、イラっときたの?

(言い分というのは、1歳になる娘が急に最近玄関の段差をひとりで降りられるようになって、家の中の玄関に傘を干すと娘が遊ぶリスクを想定して、今まで玄関の外に干すことはマンションの規則でNGだと知ってたからやってなかったけど、たまたま昨日初めてやっただけなのに、いつもやっているみたいに言われたのが気に食わなかったのか?)

どれも的を得ているようで、でも、どれもこの違和感の理由にはしっくりこなかったし、

じゃ、どのような言い方で注意されたら違和感を感じなかったのかな?とも考えたけど、

その答えも見つからずに、いったんこの違和感を頭の片隅に残しておくことにしました。

 

それから数日たった今日、やっとこの違和感の理由がわかったのです。

そのきっかけとなったのは、黒川伊保子著「夫婦脳」という本の中にあったこの一言でした。

 

「なじる人は傷ついている」

 

こう思えるかどうかで、人生は大きく違ってくる。

たとえその理由が勘違いであっても、理不尽な押し付けであっても、

そのことを正す前に、まずは相手の傷を癒さなければ・・・。

言い訳も説得も、その後なのである。

 

ここで、「なじる」の言葉の意味を調べてみると、

「相手を問い詰めて責める。過失や悪い点などを責め非難する。」とありました。

 

今回のご婦人の傘についてのご指摘は、「なじる」ほどのレベルのものではありません。

 

でも、「なじる人は傷ついている」を応用して考えてみると、

「注意する人は傷ついている」

 

そうだ!きっと、あのご婦人は、傷ついていたのだ!

 

そう思ったのです。

 

朝、旅行に行こうと気持ちよく玄関を開けたら、目の前に隣の住人の決して美しいとは言えない傘が、

どーんと態度大きく広げられて置かれている光景をイメージしてみました。

 

20160727a

 

そりゃ、気持ちよくないよな。気分台無しだよな。イラっとくるわな。

 

そう思えた時、私が感じた違和感の原因は、

彼女が傷ついたその気持ちをマンションの規則にすり替えて、廊下に傘を干すことを注意してきたこと。

そして、私が「申し訳ございません」と言った先が、マンションの規則を破ったことなのか、住人に対してなのか、誰に対して申し訳ないのかわからずに、とりあえず謝ったこと。

だとわかりました。

 

そして、もう一度、あの朝の場面を振り返ってみました。

 

ご婦人が、「玄関のドアを開けたら、あなたの傘を見て今日の気分が台無しになったわ」

と私に直接言えるはずがない。

だけど、やっぱりなんか言ってやりたかったはず。

傷ついた心のモヤモヤを持ったまま、出かけたくなかったはず。

だから、きびすを返してわざわざ言いにきた。

 

その時、私が「注意した人は傷ついている」という人生で大切な気づきを知っていたら、

一言目に出た言葉は、

「朝から不快な思いをさせてしまい申し訳ございません。朝から小言を言わせてしまいごめんなさい。」

だったはずだ。

そして、時間を巻き戻して、あの時、この一言が言えた自分を想像したら、

あの時に感じた違和感が解消されていることに気づきました。

一番大きな理由は、申し訳なく思って謝っている矛先が明確だから。

 

相手を気遣う言葉を先に返す。

その後に、この事態に至ってしまった理由を話せば、お互いにもっと気持ち良い朝になったのではないか。

 

「朝から不快な思いをさせてしまい申し訳ございません。

そして、朝から小言を言わせてしまいごめんなさい。

娘が最近玄関の段差をひとりで降りれるようになって、干してある傘で遊ぶので、つい外に出してしまいました。」

と言えたら、

きっとご婦人も、

「いいのよ、こちらこそ。細かいこと言ってごめんなさいね。娘さんが成長している証拠ね。」

と言ってくれただろう。

そして、私は、傘を外に干さないように今後の対策を前向きに考えるだろうし(娘が寝た後に干すとか)

ご婦人も、不快感を受け止めてもらえた上で、今後の予防の一言も言えて気持ちよく出かけられたはずだ。

 

最近、隣人トラブルでの殺人のニュースを聞きますが、

「注意する人は傷ついている」

と思えるかどうかで人生は大きく変わってくると思うのです。

感情的にならないで、じっくりと、なんで自分はこう感じるのか?なんで相手はそう言ってきたのか?を考えてみてください。

イラっときたり、違和感があったら、必ず自分の人生を飛躍的によくするヒントがそこにあるはず。

 

最後に、私に気づきを与えてくれた先述の本「夫婦脳」の中にいい言葉があったので合わせて紹介したい。

 

妻になじられた時は、「俺だって忙しいんだ」という防御の前に、

「きみにばかり家の負担が行ってたね、ごめんな」

「きみが疲れていることに気づかなかった、悪かったね」

と、相手を気遣う言葉を先に行って見て欲しい。

その後に「実は最近、プロジェクトが佳境でさぁ。気が抜けないんだよ」と言えば心に届く。

 

子供に対しても、

「お父さんは、きみとの約束に誠実じゃなかったね。申し訳ない」

「きみの気持ちをわかってあげられなかった。ごめんよ」

と相手を気遣う言葉を惜しまない。

 

親に対しても、

成人した子に対する母親の小言なんて、取り越し苦労が関の山なのだけど、うるさそうにしないで、

「あぁ、母さん、心配かけてすまなかったね」

と声をかけてあげて欲しい。

 

男も女も関係なく、それがオトナの責任なのだと思う。

なじる人は、あなたを頼りにしている。そして、裏切られて(裏切られたと思い込んで)傷ついているのだ。

考えてみれば、なじられているうちが人生、華なのかもしれない。

 

同じマンションに住む住人同士も、

お互いが気持ちよく生活できるかはお互いにかかっているから、

お互いを頼りにしているのですね。

直接言わないけど、そういうこと。

 

みなさんにとっても、私の気づきが、人生をよくする大発見になっていたら嬉しいです。

 

それでは、会うたびに美しく!

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