「赤毛のアン」から大人の女性が学ぶ「普通である勇気」を受け入れてみえる幸せ

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大雨が降った翌日のみずみずしい空気に満ちた今日のような朝。

午前中の数時間で、細胞が生まれ変わるような新しい旅を経験したいなら、

ぜひおすすめしたい本があります。

まず本を読む前に、事前準備として、

昨日のブログでも紹介した100分de名著で「赤毛のアン」を観てください。

https://www.nhk-ondemand.jp/program/P201800185100000/
その後、茂木健一さんの「赤毛のアンから学ぶ幸福になる方法」をぜひ読んでいただきたいと思います。

 

私は先週、40歳になりました。
20代で起業して、30代は自分の可能性と事業を拡大するために、仕事に人生を捧げてきました。

その間ずっと自分の意識の片隅にあって、意識はアクセルを踏みながらも無意識でブレーキをかけ続けていたのは、

「いつか出産育児」をしたいということ。女性にとって、これは時間制限があります。

幸いなことに、30代の後半に子供を授かり出産をしてから、自分自身が進むべき道、進みたい道が、起業家ではないということに少しずつ気づき始めました。

でもそのときにあったのは、

子供を胸に抱いてとっても幸せなのに、
何か夢が小さくなってしまったような敗北感。

築き上げた事業や広い人間関係という社会を失った喪失感でした。

世界は広がる一方だと思っていた未来が、急に狭められた気がしたんですね。

これは、私には結構キツイ感覚でした。

 

そんな時、アンの行動やセリフにすごく背中が押された気がしたんですよ。

赤毛のアンには人生の岐路と決断が描かれています。
赤毛のアンは、16才で、そんな経験をしているので、なんと私は遅い気づきなんだろうと思うんですけれども。

これから大学に進学するという期待と希望でいっぱいだったアンが、
育ての親であるおじさんが亡くなり、おばさんも体が不自由なことを知って、進学をあきらめて町に残っておばさんと暮らすことを決意し、その気持ちをおばさん(マリラ)に告白するシーン。

「高校を卒業したときは、未来がまっすぐな一本道のように、目の前にどこまでものびているようだったわ。どんなことが起こるか、先のほうまで見とおせると思ったくらいだった。

でも、今その道には、曲がり角があるの。

曲がり角のむこうになにがあるか、今はわからないけど、きっとすばらしいものが待っていると信じることにしたわ。

それに道が曲がっているというのも、またなかなかいいものよ。

あの角を曲がったら、その先はどうなっているんだろうって思うもの。

緑に輝く森や、柔らかな木もれ日や、木陰があるかもしれない──見たこともない景色が広がっているかもしれない──初めての美しい世界に出合うかもしれない──」

 

クイーン(高校)からもどってきた夜ここにすわった時とくらべると、アンの地平線はせばめられた。

それでも、目の前に伸びている道が狭くても、道ぞいに静かな幸せの花が咲き乱れていることを、アンは知っていた。

 

青春時代というのは、限りなく世界が広がっているように感じられます。

地平線ははるか遠く、自分の未来はどこまでも明るく高く。

まるで限界がないかのように感じられる。

それが社会に出ると、一気に世界が縮まります。

広がるだけ広がった世界が一挙に収縮していく。

私が世界の収縮を特に感じたのは、子供を出産して家庭を持ってから。

だけど、そこにも違った形の素敵なものがたくさんあって、次のことに気づくのです。

 

自分たちは何も特別な存在ではない。

ただ普通の人なんだ。

 

そして無限の未来ではない、有限の人生を受け入れるようになる。

 

先述の本で茂木さんはこれを「ある意味、恐ろしい瞬間」と言ってますが、

赤毛のアンの著者モンゴメリーはラストシーンで、この「普通である勇気」を描いているのです。

 

私はやっと気づいたのですが、

「普通である勇気」「有限である人生」を受け入れてやっと、

目の前の小さなことに心の底から感動できたり、

生かされていることが奇跡だと実感できたり、

全ての人に感謝ができたり、

どんな経験や事件にもチャンスを見出せたり

するのかなって思うんです。

 

「日常を丁寧に生きる」ことが

流行りのライフスタイルではなく、

当たり前になる。

私はやっとそんな境地に立てるようになりました。

40歳になってやっと。

 

夢を語り、目標を持つのはもちろん大切なことですが、

いま目の前に与えられている人生や運命を無視して、

大きすぎる文脈を引き受けようとするのはどこか不自然なことで、

いつかひずみが出てきてしまう。

「Think Global, Act Local」の土台も、

「普通である勇気」「有限である人生」を受け入れることにあると思います。

 

赤毛のアンの生き方から、たくさんのことを学ぶことができます。

ぜひ少し時間を割いて、アンの世界をのぞいてみてください。

100分で名著→本「赤毛のアンから学ぶ幸福になる方法」で4時間くらいかな。

価値観がガラリと変わる今の世界で、あなたにとって本当に大切なことを見つける手がかりがあると思います。

 

それでは、会うたびに美しく。

 

100分de名著「赤毛のアン」

https://www.nhk-ondemand.jp/program/P201800185100000/

茂木健一著「赤毛のアンから学ぶ幸福になる方法」

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